「UVB」とは紫外線B波のことです。紫外線には色々有害な作用もありますが、ナローバンドUVB療法は治療効果のある波長域の紫外線だけを選択的に照射します。アトピー性皮膚炎、乾癬、白斑、掌蹠膿疱症、結節性痒疹、円形脱毛症、皮膚リンパ腫などに効果があります。週1~3回、1～2分照射します。
疾患によって改善するまでの照射回数が異なってきます。
費用は健康保険3割負担の方は1,020円
1割負担の方は340円になります。
お問い合わせなど、お気軽にクリニックまでご連絡ください。

紫外線(UVB)の免疫抑制作用を利用して、過剰反応を起こしている皮膚の症状を鎮静化させ、かゆみを抑える効果があります。従来のナローバンドUVB(全身照射型)より短い波長の紫外線でさらに効果が高いといわれています。

適応になる疾患

アトピー性皮膚炎、乾癬、白斑、掌蹠膿疱症、円形脱毛症　などに効果があります。

実際の照射は患部に光線をあてます。照射は数秒でほんわかと温かい感じがします。
ただし、当日・翌日は日焼けが強くなることがあるので強い日光は避けてください。

治療期間の目安

尋常性乾癬

週1〜2回の照射で10回目から効果が出始め20〜30回が目安とされています。

掌蹠膿疱症

週1〜2回の照射で3〜10回目から効果が出始め20回が目安とされています。

白斑

週2回の照射で10回目から効果が出始め30〜50回くらいが目安とされています。

アトピー性皮膚炎

週1回の照射で早い人は当日からかゆみが楽になります。

副作用

照射した部分に日焼けのようなほてり、赤み、刺激感が出る場合があります。その場合は保冷剤や氷などで冷やし、翌日受診してください。
エキシマライトは休止し、再開時は照射量を少なくします。
日焼けしたあとのように色素沈着となることもありますが、自然に軽快します。
長期的にはしみ、しわが増加します。皮膚癌発生の可能性もありますが、照射量の上限を守っている限りでは報告はほとんどありません。

費用

健康保険3割負担の方は1020円
1割負担の方は340円　になります。